ここは洞爺湖町にある有珠山・金比羅火口周辺です。
右に見えるのは公園住宅廃墟、記憶に新しい2000年の噴火で被災した場所です。
噴火前には多くの方が生活されていたであろう団地ですが、今住んでいる人は誰もいません。
この一帯は噴火のときに地盤の変動や熱水の噴出、熱泥流の影響で生き物は皆飲み込まれてしまい、街の様子はだいぶ変わりました。
しかし、時が流れて人間以外の生き物は帰ってきたようですね。山はご覧の通り青々としています。
洞爺湖町にお住まいの方々は「有珠山の恵みを受けて生活しているから、有珠山の齎す災いとも一緒に暮らしていかねばならない」というお考えをお持ちだそうですよ。
自然と生きていくということがどういうことなのかを教えてくれる有珠山金比羅火口災害遺構散策路まで、小樽店より車で約2時間5分です。

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