いつもご来店ありがとうございます。
6月20日のある時間帯なのですが、小樽市の一部で9万戸を超える大停電が発生いたしました。
小樽店も停電してしまい、ご来店いただいておりましたお客様には大変ご迷惑をお掛けし、申し訳ありませんでした。
どこかの変電所に落雷があったとかで停電は起こります。
わたくし個人的には雷ってとても怖いものなんですが、こと稲作において雷は最高のパートナーだそうですよ。
ここは後志の米どころ蘭越町の昆布地区。
水稲が綺麗に立ち並ぶ姿、青々として美しいですね。
植物の生育に欠かせない栄養素のひとつである窒素は、空気の成分中およそ80%を占めています。
雷の電気的作用で空気中の窒素は窒素酸化物となり、雨に溶け込んで降り注ぎ、稲の肥料となるそうです。
「雷の多い年は豊作になる」という伝承は科学的にも正しいことが立証されています。
雷が生長を助け、大きな実りを与えるパートナー=稲の妻→稲妻ということなんですね。
おいしいごはんのためにも、毎日頑張っている米農家様のためにも、どんどん「雷よ落ちてくれ!」と思うところですが、当然落雷だけが稲作の運命を左右するわけではありません。
稲が最も生育する季節である「7月中の気温」、ここが大きな決め手となるのだそうです。
どれほど科学が進歩してテクノロジーがものを言う時代となっても、農業とは自然との対話が重要ということなんですね。