いつもご来店ありがとうございます。
今年は記録的に少ない降雪量ということが話題でしたが、ここ数日はまとまった雪が降ってようやく後志の冬らしい光景が見られるようになった感がありますね。
札幌市の雪まつりにしても、小樽市の雪あかりの路にしても、白い雪がたっぷり積もってこその催しですから、スタート前に雪が間に合ってよかったという部分もあるのではないでしょうか。
ここは真狩村加野地区。いつもご紹介している倶知安サイドの羊蹄山から見ると「裏の顔」サイドですね。
小樽や札幌に比べるとずいぶん雪深いように見えますね。
2019年~2020年、つまりこの冬の積雪量は1月25日現在、真狩村のご近所・倶知安町で83センチということでした。
2018年~2019年のシーズンは、2月15日の計測データで194センチの積雪がありました。
さすがに2週間で110センチは降らないでしょうから、こう見えて去年よりずっと雪が少ない冬を過ごしているようです。
雪が少ないと、道路は通行しやすいですし、除雪のために早起きしたり燃料を使ったりする必要がないので、一市民のわたくしは非常に助かるなあと思うのですが、本当に良いことばかりなのでしょうか?
雪が少ないと、スキー場や雪を使った催しではよい環境づくりができず、最悪閉鎖・中止などの対応を取らざるを得なくなり、全世界からの観光客に支えられている市町村は来訪者が途絶え、経済が悪化します。
雪解け水が少ないと酪農や農業で使う水が不足し、生産に影響が出てしまいます。
ここ真狩村や京極町には名水が噴き出すスポットがありますが、このまま降雪量が少ない年が何年も続いてしまったら、湧水量が減少し、湧水を楽しめなくなる日が来てしまうかもしれません。
後志のくらしは雪に支えられているといっても過言ではありません。
たまにならこんな冬も悪くないですが、雪が多くて困ったよ~と愚痴をこぼし合うほう健全だといえますね。