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ひそかに始めていた「夏のスタート・ホクレ○風な農村&羊蹄山特集」もいよいよ最終章です。
最後を飾るのはやはり北海道らしく、あの代表的作物の話題です。
ここは真狩村美原地区。
「全然畑がないじゃないか!」と思った方もおられるかもしれません。
写真右下に聳えるのは「種苗管理センター」という農研機構の施設です。
ここでは馬鈴薯(じゃがいも)の安定した生産を支えるために健全無病な原原種(品種の系統維持のもとになる種のことです)を生産・配布などを行っています。
男爵、キタアカリ、とうやなどのじゃがいも品種系統を守るための、じゃがいもの未来を守るための施設と言っても過言ではない場所です。
家庭菜園で似た系統の作物を作ると、交雑しておかしな野菜が出来てしまったりすることってありますよね。
わたくしも数年前、ものすごく辛いピーマンや煮崩れやすいメイクイーンなどを作出してしまいました……。
種苗管理センターは全国に複数箇所存在しています。
美味しい野菜、人々のニーズに合った味や食感の野菜を家庭に届けるためには、品種の管理が重要ということなんですね。