いつもご来店ありがとうございます。
収穫の秋と聞けば、収穫してすぐ食べられるものをなんとなく想像してしまいがちです。
たとえばブドウだとかジャガイモだとか。
実は皆様の生活に欠かせない、あの白い粉の原料になる農作物も収穫のシーズンを迎えています。
ここは俱知安町のとある地区。
この積み重なっている黄土色の植物が何かわかる人は、なかなかの通ですよ。
これは例の白い粉=お砂糖の原料・甜菜。
日本では北海道が一大生産地として知られていますが、全世界的にはフランス、ロシア、ドイツが主要な産地です。
ロシアを含むヨーロッパは北海道と気候がよく似た地域ですので、甜菜はメリハリの利いた気候を好むようです。
この甜菜、実は一株1キロ~3キロと大変重たく、更には地上には大根よろしく葉っぱが出ているので切らなくてはならず、人間の手ではとても収穫・運搬が困難です。
世の中には便利なもので、ビートハーベスターという甜菜収穫専門のマシンがちゃんと存在しています。
そしてここからクレーンでコンテナ詰めし、加工場でもほとんどオートメーションで砂糖へと変わっていくわけです。
植え付け~加工まで、人間の手で行う箇所はとても少ないんですね。
甜菜の山が見られるかも?俱知安町の農業地帯まで小樽店から約一時間です。