今年50周年を迎えたロングセラー「デリカ」シリーズ。なかでも根強いファンが多いのが「デリカD:5」。愛される理由は何なのでしょう?
11月21日からスタートした予約受付にあわせ、当社のデリカファン3人にデリカ愛をたっぷり語ってもらいました!
公開日 2018.11.21
— デリカ歴を教えてください。
8年です。前からずっとデリカD:5が欲しくて「買い換えるなら次はデリカ」と思い続け、8年前、息子が学校を卒業したのを機に念願のデリカD:5にしました。エアロ仕様の「ローデスト」という限定バージョンです。白いボディに赤いアルミホイールはどうかなと、パンフレットにマジックで色を塗ったりしながら自分なりにイメージしてカスタマイズ。どこへ行ってもひと目で分かるので気に入っています。
— デリカD:5のどこが好きですか?
デリカのすべてが好きなんですけど、なかでも室内の広さと使い勝手の良さはバツグンです。僕は釣りが趣味なので、竿やクーラーボックスを積むのにとにかく便利。竿は長いものだと2mくらいありますが、僕のデリカは7人乗りなので左右のシートの間の通路に積める。そのほかに100ℓのクーラーボックスを2個、50ℓのを1個、さらに道具箱と着替えも積んで出かけます。
港に映える白いボディと赤いアルミホイール
漁船に乗り込んでいざ出発!
— 愛車をどのように使っているか具体的に教えてください。
いつも積丹の余別漁港から船に乗せてもらうんですが、夕方に家を出て夜釣りをすることもあれば、前乗りしてデリカで仮眠をとってから早朝5時に出港することもあります。今年の秋はブリが大漁で、ヒラメも大物を釣りました。これから冬はサクラマスのシーズンです。季節限らず、年がら年中、釣りに行っていますね。
3年ほど前には知床半島のウトロに、アキアジ釣りにも行きました。デリカなら長距離の運転も苦になりませんよ。
小樽沖では78cmのヒラメ!神威岬沖ではブリが大漁
積丹半島の先端、神威岬の夕景
— 釣り以外ではどのように使っていますか?
なにをするんでも便利です。DIYも好きで、家のウッドデッキやガレージの棚も自分でつくったんですけど、ホームセンターで買った2×4の木材もデリカならいっぺんに運べます。
親が高齢なので、元気なうちに田舎に連れて行ってあげようと、乗っけて道南まで走ったこともあります。ペットのチワワを乗せてドライブに行くこともありますが、広いので楽しそうですよ。
— デリカD:5の魅力を人に伝えるなら?
車中泊もできるし、冬道にも強い。アウトドア系のレジャーなら、デリカ一台あれば困ることはありません。うちは息子が独立して結婚、3歳の孫がいるんですが、息子も4年前にデリカを買ったんです。たまに一緒に釣りに行くので、前々からデリカの良さを実感してたんでしょう。孫も「こっちがジジの車、こっちがパパの車」と見分けて、自分で乗り込んでちゃっかりシートベルトするくらい馴染んでいます。
— 新型デリカD:5には何を期待しますか?
いまのデリカを踏襲しつつ、かっこいいデザインになるといいなと思います。エアロのついたバージョンも出てほしい。僕の車はいま走行距離が9万キロなんですけど、この8年間、一度もトラブルがないので、買い換えるのはまだ早いかなあ。でも、欲しいですね。
今年生誕50周年を迎えたデリカシリーズ。初代デリカは1968年に小型トラック/バンとしてデビュー。「デリバリーカー(荷物を運ぶ車)」を意味する名前どおり、元々は商用車だった。乗用車となったのは1994年の4代目「デリカスペースギア」登場以降のこと。
ほ乳類の肋骨を思わせる「リブボーンフレーム」と呼ばれる環状骨格構造のこと。衝突安全性やラフロードでの操縦安定性、静粛性を大きく向上させるとともに、ロングライフの信頼性も確保している。リブボーンフレーム採用のデリカ:D5は、2007年度の自動車アセスメントの衝突安全性能試験総合評価は最高6スター(★★★★★★)を獲得している。
AWC(All Wheel Control=オールホイールコントロール)とは、ダカールラリー(通称パリダカ)やWRCラリーなどで培われてきた4WD技術を中心としたさまざまなテクノロジーにより、4輪のタイヤ能力をバランスよく、最大限に発揮させることで、「意のままの操縦性」と「卓越した安定性」を実現する三菱自動車独自の4輪運動制御技術の開発思想。デリカD:5のオールラウンド性能を生み出す重要な原点となっている。
アウトドアファンの絶大な支持を集めるデリカD:5の特別限定車・仕様車は、雄大な自然にちなんだ名前がつけられている。夏季限定車の名前はカナディアン・ロッキーの「ジャスパー国立公園」に由来する「JASPER(ジャスパー)」、冬季特別仕様車はフランス東部アルプス、モンブランの麓にあるスキーリゾート「シャモニー=モン=ブラン」に由来する「CHAMONIX(シャモニー)」。どちらも定番限定車としてファンから愛され続けている。(写真はジャスパー)