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❄eKクロスEV対冬の小樽🔥冬季雪上運転本音レビュー❄

カテゴリー:eKシリーズ三菱車紹介タグ:eKクロスEVサムネキングクリムゾン顔とりあえず乗ってみてください小樽店試乗レポート

後志の皆さんこんにちは!小樽店です。

最近若干髪を伸ばしていたんですが、先日ショップスタッフミーティングで私が常日頃毎秒尊敬しているBIG LOVEな先輩・H寒店A野スタッフが超カッコイイショートカットにしているのを見て「オレも髪を切る!!!!(ドン!!!!!)」という気持ちになっている者です(いい笑顔)

冬はショート、いいんですよ。ニット帽とかマフラーとかに、髪のおさまりが良いのです。

12月。それは冬の始まり。

後志地方に生まれた人間は大豪雪人生を背負っているので、人生のあらゆる面で「雪の影響」を考慮します。

例えば東京のライブに参加するなら飛行機のことを考えて前乗りが基本ですし、旅行も雪のない時期に行こうと計画したりしますし、家を建てる時も耐雪性や雪を積んでおく場所の確保を中心的に考えたり……戦うしかない、大豪雪と。そういう気持ちで生きています。

車選びにおいても当然「雪道でも無事に家に帰れる車」ということを前提として考えます。

ということで、デリカD:5やアウトランダーなどのパワー系の三菱車がおすすめです!!!……と言いたいところですが、世の中は脱炭素・EV時代

EV車の普及率全世界No.1は、なんと北海道よりもヤベー冬であろうことは間違いないノルウェー!

ノルウェーで問題なく普及しているのなら、後志でもEV車の走行余裕なのでは?

というわけで、eKクロスEVをさっそく!雪降りつもりし小樽市内でブイブイ乗り回していくわよ~♪

レッツらゴー!

ドライバーのスペック

運転手:私(運転歴9年ほど)

現在使用中の車:eKクロス

自家用車として使う前提条件:家の前の坂を登れること、eKクロス程度の全高、通勤時の往復30キロは難なく走れないとだめ

eKクロスEVの冬のイメージ:FF車(2WD)は三菱に入社する前ずっと乗っていたので、雪道での頼りなさも案外走れることも知っている。EV車は昔ミニキャブミーブトラックに乗ったことはあるが、その時の印象は「不安」しかなかったので、止まる・走るどちらにも大変な心配がある。

※以下で紹介する路上の画像はすべて安全を確認後に停車・駐車し撮影、または助手席から、もしくは下車して撮影したものです。運転中や走行中の撮影ではありません。

第一の戦い❄下り坂カーブ

冬道といえば、普段何気なく通っている坂道で全然止まれなくなって心臓が爆散しそうになることもよくあると思います。

4WD車でさえそうなんだから、eKクロスEVだってきっとヤベーに決まってますよ(偏見)

この下り坂カーブでちゃんと止まれるか試してみました。この坂はその昔、FF車に乗っていた時に正面の崖に落ちそうになって「一生通らないでおこう」と心に決めた経験がある道です。

夏と同じ調子で時速30キロ程度で走行してみたところ……全く滑らず、難なく通過!

いつも使っているeKクロスとほとんど変わりない走行感覚でした。

下り坂で加速しすぎるということもなく、後輪側が振られる感覚もなく、安定した走りを見せてくれました!

第二の戦い❄大きい交差点

小樽市内でも屈指の大混み交差点といえばこの中央通り交差点。

車と人が行き交いまくりあげているので、路面状況がまあひどいわけなんです。

ここもかつてFF車に乗っていた時、写真右側から正面側の上り坂へと右折する時に氷と雪の入り混じった道路にタイヤを取られすぎて動けなくなり、人生で一番クラクションを鳴らされたという経験をしています。

いくら新しいと言ったってeKクロスEVはFF車、大差ないだろう(偏見)

当時の状況を再現すべく、同じ方向へと右折してみたところ……夏と同じで難なくクリア!

若干傾斜のある上り坂への右折でも、特にパワーダウンしたりすることもなく、変な挙動を感じることもなく、スーッと走れてしまいました。

また、この交差点付近は歩行者の方が急に車道を何の前触れもなく渡り始めるという修羅のゾーンでもあるのですが、ブレーキの効きが普段使っているeKクロス以上にがっちりとしているので心理的に心強い思いで運転できました。

逆に言えば、「ガッチリ止まる」ということを考えずにブレーキを踏むと急ブレーキぐらい止まってしまうので、そこには慣れと注意が必要です。

第三の戦い❄雪の駐車場

日常の運転で立ち寄る機会も多い駐車場。冬の駐車場は除雪されていてもアスファルトが雪で埋まってしまい駐車の線が見えないので基本的にマイパイロットパーキングは使えません。

今日は若干線が見えてるけど雪もかかっているという状態の駐車場で試してみましたが、使うことはできませんでした。

残念ですが、安全という点で考えたらこれは納得せざるを得ない!

しかしながら、eKクロスEVのバックカメラはご覧の通りのものすごい画質の良さなので、落ち着いて慎重に動かせば苦手な人でもいい感じに駐車ができると思います。

第四の戦い❄急な上り坂

小樽といえば坂の街。急な上り坂の上に住宅街があるパターンも多いので、傾斜のきつい坂をのぼれない=この街に不適合と言わざるを得ません。

実際に、私の友人がとある外国車(小型で可愛い系のFF車)に乗っていた時、画像の正面にある坂を登れず……ということがありました。

eKクロスEVは果たして勝てるのか!?思い切ってブーンとアクセルを踏んだところ……全く難なく登り切れました!

パワーの減少も感じませんし、キュルキュルと後退する感じもなく、eKクロスと同じ走行ができたように思います。

第五の戦い❄急なカーブ

雪が圧縮されて滑りやすい状態で急なカーブを進むと、後輪側が振り回される感覚があり、制御に難を感じるのがFF車。

この写真のカーブは、かつての私の愛車・VWポロが冬に敗北を喫した坂です(上がれなくて引き返したという意味)。

「この坂が攻略できれば、走りには安心だろう」という気持ちで、通常通りにトライしてみたところ……無事に通過!

特に左右に振られたり流されたりすることもなく、安定してぐぐぐっと曲がりきることができました。

これも三菱自動車のトラクションコントロール技術の賜物!この安定感は本当に自慢できるなと思います。

感想❄良かった点

・不安定な挙動で困惑する場面ナシ!安定感高め

デリカD:5と同一のトラクションコントロール技術が何よりもすごい!そう感じます。

以前乗っていたFF車ならお尻が振られてる感じがあったような場面でも不安なく安定して走行でき、制動力の強さを感じました。

これは軽自動車のコンパクトな車体に重量重めなバッテリーを積載しているというボディバランスから生まれる安定性もあるかもしれません。

三菱自動車といえば、パジェロやランエボで様々なラリー大会を戦い抜いてきたことで知られるメーカーです。

ラリーコースという過酷な条件を走り、勝てる技術が今に受け継がれているんだな、という開発者たちのレガシーを感じられました。

・ブレーキ能力はガソリン車越え(個人の感想)

個人の感覚かもしれませんが、通常のガソリン車よりもガッチリ止まる印象です。

eKクロスEVはエンジンではなくモーターで動く車なので当然ブレーキシステムもガソリン車とは違います。この違いを雪道で強く感じましたし、その違いこそが「しっかり止まるな!」という感覚を呼びました。

今回の試乗中、下り坂を走行中に先行車が急ブレーキを踏んだという場面があったんです。

いつものeKクロスならガガッという音や振動を感じながら辛くも停車する場面かなと思いましたが、ペダルを踏むと「スンッ」とクールに停止してすごく安心感がありました。

感想❄心配な点

ここから先は偉い人たちに怒られるかもしれませんが、乗ってみて心配になった点について書いていこうと思います。

・落ち着いて発進しないと異変を感じる

eKクロスEVには苦手な道があるな、というのを感じました。

私の体感ですが「ロードヒーティングの交差点、前輪がアスファルト、後輪が雪というコンディションから再始動した時」と「上り坂の途中で左折もしくは右折した時」にある特有の現象が起きた気がします。

現象というのは、①「グガガガ」というガリガリ系の音がして②加速の感覚が通常と変わる・加速が弱くなる、この二つです。

これは完全に個人の感想ですが、優れたトラクションコントロール技術を感じる安定した走りが快適すぎる分、その技術を以てしても対応できないコンディションに遭遇するとより一層異変と感じるんだと思います。

また、どちらもクリープ現象がないEVの発進動作になれておらず、加速を焦ってつい強めにアクセルを踏んだ時に起こるので、余裕をもって安全運転をしていればそのような事態に遭遇することもないのかなとは思います。

・充電の状況

通常のエンジンがある車と違い、eKクロスEVの暖房は電力で生み出しています。

寒い中快適に乗りたくて暖房、シートヒーター、ハンドルウォーマーのスイッチを入れて走り出すと、見る見るうちにバッテリー残量が減っていきます。

今回の試乗では、怖気づいて全オフにして厚着して乗りました……残量減少については、EV車になれていればもう少し怖がらずに使えるのかなと思います。

また、バッテリーのもちは夏と比べるとだいぶ早く減る印象です。

自宅に充電設備があると仮定した場合、片道40キロ以上の通勤は不安だなと思いました。

試乗終了時のバッテリー残量は12%。急速充電を1回(30分)で60%まで回復したので、充電スポットさえ頭に入っていればそうあわてる必要はないのかもしれません。

↑雪がない時のeKクロスEVくん

という感じで、試乗レポでした。

私の感想としては、「自分のライフスタイルからいえば導入はアリ!」という感じです。

乗ってみた感覚的に「全然冬は使い物にならない」という電気自動車が抱かれがちな悪印象はありませんし、心配な点として挙げたポイントもきっと慣れてしまえばOKなのかなと思います。

運転に関しても、充電についても、私が人並外れてせっかちかつEV車に不慣れなので必要以上に慌てているだけかも?という気はしています。

滑る・滑らない・登れる・登れないは正直どの車にもあります。デリカD:5でも雪に埋まって動けない日はありますし、FFのeKワゴンで山のてっぺんまで運転する人もいます。

ともかく試乗して、この感覚をぜひ共有してください。

夏に一回乗っているという人こそぜひもう一度ご試乗ください!

 

こんな方には特におすすめ!eKクロスEV

・街乗り中心、遠くても20キロ先に買い物へ行く普段ユース

・近距離(30キロ範囲)通勤用

・すでにPHEV系に乗っていて家に充電設備がある場合のセカンドカー

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